アントマンとハイネケンがスーパーボウル史上初のノンアルコールビールCMを共同制作しました。
従来の考えなら、ビール会社がスポーツイベント、ましてやスーパーボウルでノンアルコールビールの宣伝にお金を使うのは狂った話だと思われたでしょう。
しかし、世界ではノンアルコールビール市場が急速に拡大し続けており、ハイネケンはHeineken 0.0に年間5,000万ドル以上を投資し続けてきました。
その投資の一環となる今回のスーパーボウルでのCMは、パートナーにミレニアル世代との繋がりの強いMARVELスタジオを任命し、スーパーボウルの1週間後に公開される『アントマン&ワスプ:クアントマニア』の盛り上がりに乗っかる形で、ミレニアル世代に向けたノンアルコールビールのCMを作成しました。
ハイネケンは、ノンアルコールビールを大衆文化の象徴的な場面やフランチャイズ店舗に登場させることで、ノンアルコールビールカテゴリを正当化し、ノンアルコールビールを楽しむ人々をクールな人々にすることに注力しています。
アントマンとのコラボCMでは、「責任を持って縮むことができる」(アントマンは作中で小さな体に縮んで世界を救うため)というキャッチフレーズが、ハイネケンの押し出す「ビールを飲みたいけれど、アルコールを控えたいという瞬間がたくさんある」という考えとうまく合致しています。
アントマンというヒーローは、縮小するとき(≒ 世界を救いにいくとき)には、冴えきった頭が必要です。ただ、ビールが飲みたくなる場面は多いはず。そんな時に、ハイネケンのノンアルコールビールを飲んでいるのが、伝えたいメッセージが明確で面白いですね。
参考およびアイキャッチ画像参照元
Ant-Man Endorses Alcohol-Free Heineken in Latest Commercial
Ant-Man And Heineken Join Forces In First Super Bowl Commercial For Non-Alcoholic Beer
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