ノンアルコールビールの需要が高まっている中、kuusoo BREWINGは日本初のノンアルファントムブルワリーとして、注目を集め続けています。
独自の醸造所を持たず、各地の醸造所と共同で飲料を製造する、日本では珍しいブランドです。
今回は、kuusoo BREWINGの基本情報から思いやこだわり、販売されているノンアルコールビールなどを紹介します。
販売情報も紹介するので興味のある方はぜひ購入してみてください。
kuusoo BREWINGは日本初のノンアルファントムブルワリー
日本初のノンアルファントムブルワリーであるkuusoo BREWINGの基本情報は以下の通りです。
運営会社 | 合同会社sofo |
設立年 | 2018年 |
設立者 | 神脇隼人 |
拠点 | 岩手県釜石市 |
ノンアルはノンアルコール、ファントムは幻影、ブルワリーは醸造所を意味し、ノンアルコール幻影ビール醸造所となります。
つまりノンアルファントムブルワリーとは、自社醸造設備など特定の醸造所を持たず、各地の醸造所と共同でビールを醸造する会社や団体のことを指します。
海外にはノンアルコール専門のブランドや醸造所などはあるものの、日本にはノンアルコール専門の醸造所はありません。
kuusoo BREWINGは、そんな日本国内で初めてできた、ノンアルファントムブルワリーです。
kuusoo BREWINGの活動拠点【岩手県釜石市・釜石大観音仲見世通り】
kuusoo BREWINGは釜石大観音の足元にある釜石大観音仲見世通りを拠点としています。
釜石大観音仲見世通りは、30年ほど前まで20店舗以上があり、活気に溢れていましたが、2017年12月には稼働店舗が0店舗となり、いわゆるシャッター商店街となりました。
しかし、2018年から民泊やシェアオフィスやカフェなどが増え始め、最近では少しずつ活気が戻り始めています。
kuusoo BREWINGは釜石大観音仲見世通りに拠点を構え、持続的な未来を描いていくために活動しています。
kuusoo BREWINGの思い・こだわり
kuusoo BREWINGが掲げる、思いやこだわりを紹介します。
- 自社醸造所を持たないからこそ、地方独自のノンアルを作れる
- ノンアルの選択肢もスタンダードな文化を作りたい
自社醸造所を持たないからこそ、地方独自のノンアルを作れる
kuusoo BREWINGが掲げるノンアルファントムブルワリーとは、ノンアルコール幻影ビール醸造所のことです。
自身で特定の醸造所を持たないからこそ、制限が少なくさまざまな地方の醸造所と共同でノンアルコールビールを製造できます。
ノンアルコールビールを地方の製造所と一緒に取り組むことで、地方の特色を発信でき、観光業との相乗効果もあるのです。
地方独自のノンアルを作ることで、その地方の文化形成にも繋がり、地方の発展にも期待ができます。
ノンアルの選択肢もスタンダードな文化を作りたい
日本人の多くは体質的にアルコールが弱いとされており、海外ではアルコールを飲まない「ソバーキュアス」と呼ばれる人が増えています。
「ソバーキュアス」とは、シラフを意味する「sober」、好奇心を意味する「curious」を組み合わせた言葉で「シラフの状態でいたい」という意味です。
また地方は車社会の地域が多く、飲み会が開催されたとしてもお酒を飲めない人も多いです。
ただし現在販売されているノンアルコール製品は選択肢が少なく、地域特有のノンアルコール製品となると、選択肢は数えるほどしかありません。
このような現状があるからこそkuusoo BREWINGには、ノンアルの種類が増え、ノンアルを飲むことがスタンダードな文化を作りたいという思いがあるのです。
kuusoo BLACK|ノンアル黒ビール
kuusoo BLACKはkuusoo BREWINGがノンアルファントムブルワリーとして、地域の醸造所と提携して製造した第一弾のノンアルコール黒ビールです。
「0%がいろどる未来のくらし」の提案として、kuusoo BREWING第一弾のノンアルコール黒ビールが作られました。
本や音楽などのカルチャー領域の時間に適したノンアル飲料を意識して作られています。
味や香りの特徴
kuusoo BLACKは従来の味が薄いノンアルコールビールとは異なり、ロースト麦芽の苦味と甘味によるコクや香ばしさ、通常のビールのような濃密な泡などが楽しめる黒ビールです。
ビールが苦手な方でも、砂糖や牛乳で黒ビールを割ったり、コーラを加えるなどアレンジを加えて飲むことも可能です。
またkuusoo BLACKは無添加なので、添加物が気になってノンアルコールビールを避けていた方にもおすすめです。
飲んだ感想・口コミ
kuusoo BLACKの口コミには、以下のようなものがありました。
本格的な黒ビールの味わいが楽しめました。思った以上に味が濃く「本当にノンアルなの?」と驚くレベルです。普段ビールを飲んでいて普通のノンアルコールビールだと物足りなさを感じている人にもぜひ試してもらいたい一品です。味に重厚感があるので、肉料理など味の濃い料理とも相性が良いです。(編集・O) |
このように、kuusoo BLACKは食事にも合うノンアルコール黒ビールとしても人気があるようです。
購入できる場所
kuusoo BLACKは、残念ながら現在は販売を停止しています。ただ、マルシェなどで出品されることはあります。
マルシェへの出店情報は、代表のTwitterで告知されるので、興味のある方は定期的に確認しましょう。
Chillax White|ノンアル白ビール
第二弾となるChillax Whiteは、ノンアルコール白ビールです。
本や音楽などのカルチャーを意識した第一弾とは異なり、お風呂やサウナ、アクティビティ後に、落ち着きつつも刺激がほしいシーンを意識して作られたノンアルコールビールです。
1996年長野県第1号のクラフトビールメーカーである南信州ビールとの連携で作られており、良質な地下水を用いることで柔らかな口当たりを実現しています。
味や香りの特徴
Chillax Whiteは、ベルジャンホワイトスタイルのクラフトビールです。
ベルジャンホワイトとは、コリアンダーシードやオレンジピール(オレンジの皮)を副原料として用いられるベルギーの伝統的なビアスタイルです。
長野県産のリンゴやオレンジピール・コリアンダー・カルダモン・こしょうの4つのスパイスを使い、さわやかでフルーティーな味わいや香りを楽しめるという特徴があります。
後味がすっきりとしているので、和食からカレーまで幅広い料理と合わせやすいノンアルコールビールとなっています。
飲んだ感想・口コミ
Chillax Whiteの口コミは以下のようなものがありました。
ライトでフルーティーな味わいが印象的です。リンゴが効いていて甘みが感じられるので、カクテルやシャンディガフが好きな人におすすめです。パンなどの洋食に合う印象です。フルーティーな匂いも楽しみながら、休日のブランチに楽しみたいノンアルビールです。(編集・O) |
Chillax Whiteはリンゴに加え、4つのスパイスを使っていることが他にはない味わいを生み出しているようです。
購入できる場所
Chillax Whiteはオンラインで予約販売が開始されます。3月8日から受付、4月初旬発送となる見込みです。
公式サイトで販売されるので、ぜひチェックしてみてください。
今後マルシェやポップアップストアにて販売される可能性があるので、興味のある方は代表のTwitterを定期的に確認しましょう。
【まとめ】これからますますkuusoo BREWINGに注目!
今回は岩手県釜石市を拠点とするノンアルファントムブルワリー、kuusooBLACKとChillaxWhiteの2種類のノンアルコールビールを紹介しました。
現在はベルジャンホワイトスタイル「Chillax White」のみが製造・販売されています。
オンラインショップやマルシェなどで販売されているので、定期的に代表のTwitterにて情報を確認するとよいでしょう。
kuusoo BREWINGは今後も各地と連携して1年間で計4つの商品を生み出す予定があり、ますます目が離せないブランドです。
kuusoo BREWING以外にも、さまざまなノンアルコールビールがあります。独自調査でノンアルコールビールを徹底比較した以下記事も合わせてご覧ください。
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