サステナブルとSDGsの違いとは?日常生活で使われるサステナブルをわかりやすく解説!

近年、サステナブルという言葉をよく耳にする機会が増えてきています。

皆さんも会社やニュース、新聞で話題になったり、企業のホームページなどで聞いたことがあるのではないでしょうか?

「なんとなく地球環境に優しいこと」というのは分かっているが、実際のところよく分かっていない方も多いはず。

そこでこの記事では、サステナブルの重要性やSDGsとの関係性をわかりやすく解説します。

 
著名人や企業が実際にどのような形でサステナブルに取り組んでいるのか。サステナブルが衣・食・住にどのように関わりがあるのかを網羅的に理解できますので、ぜひご一読ください。 

目次

サステナブルとは

 サステナブル(Sustainable)とは「持続する・耐える・支える」という意味の単語(sustain)と「〜できる」という意味の(able)を組み合わせた言葉です。

サステナブルは、主に地球環境、社会の仕組み、人権、紛争、など、国際的に解決すべき課題を持続的に行う活動を指しています。

サステナブルな社会の実現は、環境への配慮や社会の仕組みに関することで達成されるため、これからの私たちの生活にも影響してくる問題です。

今のうちから、サステナブルとは何か、実現するためにはどのようなことが必要なのかをチェックしておきましょう。

サステナブルが普及している背景

2000年9月のミレニアム宣言以降、サステナブルへの意識は徐々に高まりを見せていきました。
そして現在では、企業だけでなく著名な俳優やタレント等の有名人も積極的にサステナブルな活動に取り組んでいます。

サステナブルという言葉が登場してから、現在までに普及してきた背景を見ていきましょう。

サステナブルとSDGsの関係 

SDGs(Sustainable Development Goals)とは、国際的な問題となっている地球環境と貧困を解決するために立てられた持続可能な開発目標のことです。SDGsは2015年の国連サミットで採択され、2030年までに達成すべき17のゴールと169のターゲットで成り立っています。

サステナブルもSDGsも、世界をより良くしていくという意味ではどちらも同じです。ただし、SDGsは2030年までの目標とされており、サステナブルを達成するための手段として用いられています。

サステナブルとSDGsは相互補完的な関係性を持っていながらも、サステナブルの方がSDGsと比べて長期的な達成目標として位置付けられているのです。

SDGで世界が達成したい17の目標 

2015年の国連サミットで採択されたSDGsの目標は、2030年までに持続可能でよりよい世界を目指すために17のゴールと169のターゲットから構成されました。以下の17の目標設定は、国家間だけではなく、企業や研究者,一般市民など様々な人の意見も踏まえて決定されています。

  1. 貧困をなくす
  2. 飢餓をゼロに
  3. すべての人に健康と福祉を
  4. 質の高い教育をみんなに
  5. ジェンダー平等を実現しよう
  6. 安全な水とトイレを世界中に
  7. エネルギーをみんなに そしてクリーンに
  8. 働きがいも経済成長も
  9. 産業と技術革新の基盤をつくろう
  10. 人や国の不平等をなくそう
  11. 住み続けられるまちづくりを
  12. つくる責任つかう責任
  13. 気候変動に具体的な対策を
  14. 海の豊かさを守ろう
  15. 陸の豊かさも守ろう
  16. 平和と公正をすべての人に
  17. パートナーシップで目標を達成しよう

SDGsが世界で広がりを見せている要因は、開発の発展途上国だけの問題にせず、先進国でも働きがいや経済成長についての問題を踏まえたからでしょう。          

企業や有名人の影響  

映画「ハリーポッター」で知られる女優のエマ・ワトソンや、ミランダ・カーなどが、サステナブルファッションやオーガニックコスメを積極的に発信したことは、サステナブルの認知拡大に大きく影響しました。

また、ローラが地球のためのECサイトを開設してSNSで発信したことで、日本でのサステナブルの認知も広がってきています。

さらに、サステナブルな活動は企業でも行われて積極的に行われているのです。たとえば花王では、生物多様性保存や動物実験反対を推進やタイ北部の植林活動を支援するなど、おもに生態系維持に向けた取り組みを行っています。

パーソルグループも、はたらく笑顔が寄付につながる新しい取り組み「Work, and Smile for Donation」という活動を行っています。オフィス内に「笑顔測定器」を設け、社内で生まれる笑顔の数に応じてSDGs関連団体への寄付額を決定しているのです。

このように、多くの有名人や著名な企業がサステナブルに対して真摯に取り組むことで、より多くの人々の認知拡大と実行する動機へとつながっていくことでしょう。

生活の中のサステナブル

デジタルネイティブ

サステナブルを自分の生活の中で実践には、衣・食・住についての情報を得て、意識し
取り入れていくことが欠かせません。

日常的に購入している商品が環境への配慮をしているのか、過酷な労働環境にあるのではないかを考えるのは重要なことです。

また、買いすぎのロスをなくし使用後の廃棄まで見据えた購買行動に努めるのも立派なサステナブルな活動といえます。

私たちが日常で行えるサステナブルな活動にはどんなものがあるのかを、以下でチェックしていきましょう。

サステナブルなファッションとは

サステナブルファッションとは、衣服の生産・廃棄・リサイクルまでの一連のプロセスが持続可能な取り組みのことです。

サステナブルファッションでは、地球環境に配慮した原材料の選定はもちろん、労働環境などの製品生産の背景も考えて、全てのプロセスでサステナブルであること目指しています。

生産体制のグローバル化や縫製技術のIT化によって衣料品の大量生産は容易になりました。一方では、環境負荷が大きくなっているのも事実です。

サステナブルファッションが今後ますます普及すれば、消費者・小売店・ファッション生産者による環境負荷低減や不当な労働環境改善の積極的な働きかけが、さらに重要になっていくでしょう。

サステナブルな食事・フードとは 

環境に配慮して生産されているサステナブルな食事・フードには、以下の3つの特徴があります。

  • 食品ロスを減らす
  • オーガニック野菜中心の食事を摂る
  • 持続可能な方法で獲った海産物を利用する

「本来食べられるのに廃棄された食品」が食品ロスです。日本では食品ロスが年間612万トンにものぼり、世界でワースト3位、アジアでは最下位を記録しています。

日常的な食事で、一人ひとりが食品ロスを削減できれば廃棄量だけでなく、廃棄する際に発生する温室効果ガスも削減できるでしょう。

その中でも、オーガニック野菜を積極的に摂ることはサステナブルという観点から見ても良い取り組みといえます。自然由来のものだけが使われて生産されているので環境に優しく、廃棄野菜を原料に肥料として再利用する取り組みも世界では行われているのです。

また、以下の2つの認証のどちらかを得ている海産物を使った食事はサステナブルな食事といえます。

  • MSC®認証 :水産資源と環境に配慮しサステナブルな漁業で獲られたもの
  • MASC®認証 :環境と社会への影響を最小限にして育てられた養殖の水産物の証

サステナブルフードは、私たちが日常的に取り組めるものばかりですので、ぜひ参考にしてみてください。

サステナブルな住宅とは 

サステナブル住宅とは、設計・施工・運用の各段階を通じて、以下の3点に配慮した建築物のことです。

  • 省エネルギー・省資源・リサイクル・有害物質排出抑制をめざす
  • 地域の気候、伝統、文化および周辺環境と調和する
  • 将来にわたって人間の生活の質を適度に維持あるいは向上できる

サステナブルな住宅は地球環境に配慮した素材を使った建築だけでなく、住人のライフサイクルも通じて環境負荷を低減することを目指しています。

具体的には、CO2の排出や環境負荷の少ないリサイクル可能な資材を利用したり、太陽光や風力などの再生可能エネルギーの活用を推進した設計にしたりが挙げられます。

環境だけでなく「住む快適さ」も両立した住宅こそが、サステナブルな住宅ではといえるでしょう。

日本と海外のサステナビリティの違い 

日本と海外ではサステナビリティへの意識の高さに違いがあります。海外の中でも特に欧州各国では、国民一人ひとりの参画意識が高いのが顕著です。

一方日本では、海外ほどサステナブルな施策が徹底しておらず、個人レベルの意識や議論も比較的活発ではありません。

では具体的にどの程度の意識の違いがあるのか、日本と海外のサステナブルの特徴を解説しながら見ていきましょう。

海外のサステナビリティの特徴

サステナブルの意識が特に高い欧州各国では、CO2排出量削減のカーボンニュートラルへの取り組みが進んでいます。日本と比較しても、目標設定や具体策などが緻密で高いのです。

また、欧米諸国では消費においてもサステナブルラベルと呼ばれる国際認証ラベルが高く浸透しています。

サステナブル・ラベルとは様々な国際認証機関が、地球の持続可能性に配慮した基準に照らして材料の枯渇を防ぎ環境や労働者の人権、原産地の調査などを行い認証するものです。

このように、海外の中でも欧米ではサステナブルが日常の中で意識されていることが分かります。

日本のサステナビリティの特徴 

国内でのサステナブルへの意識は、海外に比べ得るとまだまだ低いでしょう。

株式会社FUMIKODAが2020年に実施した「エシカルファッションとSDGsに関する意識調査」では、サステナブルの言葉自体を54%が知らないと回答しました。また、博報堂が2019年に行った「生活者のサステナブル購買行動調査」では認証ラベルがついた商品を意識して購入したことがある人は19.8%に留まっています。

しかしコロナ禍の影響で、家で過ごす時間が長くなったことで、ミレニアム世代やZ世代を中心に過ごし方の見直しを行う人たちも増えている傾向です。

そのため、現在では海外との意識差はあるものの、国内でのサステナブルな活動は増加していくでしょう。

企業のサステナブルな活動事例 

ここでは以下3つの企業のサステナブル活動事例を紹介します。

  • アサヒビール(不適切な飲酒の撲滅と種類文化の健全な発展を目指した取り組み)
  • ユニクロ(服のチカラを社会のチカラにをスローガンにした活動)
  • ユニリーバ(ユニリーバ・サステナブル・リビング・プランの10年間の取り組み)

好業績を上げ続ける以上の企業は、事業の中にも積極的にサステナブルを取り入れています。単なるスローガンやプランにとどまらず、実行し社会課題を解決しつつ業績に結びつけているのが特長です。

それぞれの企業がどのような取り組みをしているのか具体的に見ていきましょう。

アサヒビール 

アサヒビールでは「酒類を取り扱う企業グループとしての飲酒に関する基本方針」のもと、不適切な飲酒の撲滅と酒類文化の健全な発展に取り組んでいます。

ホームページでは、「人とお酒のイイ関係」というコンテンツでアルコールの正しい知識やハラスメントの防止に向けたクイズ形式の情報提供を行い、適切なアルコールとの付き合い方を啓発しているのです。

さらに「アサヒ夢学園」というコンテンツでは、未成年の飲酒を防ぐための断り方や保護者と教育者への未成年飲酒の防止の情報提供も行っており、積極的な取り組みを見せています。

ユニクロ  

ユニクロでは「服のチカラを、社会のチカラに」がサステナブル活動のスローガンです。

スローガンの中では、「シンプルで、上質、長く使える性能を持ち、あらゆる人の暮らしを豊かにできる服を作って売ることでいい世の中へ変えることができる」と宣言しています。

また、スローガン達成のためプラネット(Planet)、ピープル(People)、コミュニティ(Community)の3つの柱を立てることで、健康と安全と人権が守られた労働環境で、地球に余計な負荷をかけない服を製造しているのです。

スローガンの最後では、「こうした服のビジネスを通して、社会の持続的な発展に寄与できるよう、新たな基準をつくり、不断の努力をもって進めていくことを約束する」と締めくくり、国内でも積極的なサステナブル活動に貢献している企業として評価されています。

ユニリーバ

ユニリーバでは「ユニリーバ・サステナブル・リビング・プラン(USLP)」というサステナブル
実現のビジョンを2010年に掲げました。

自社のビジョンを実現するために「すこやかな暮らし」「環境負荷の削減」「経済発展」という3つの分野において、約50個の数値目標を設定しています。

ユニリーバ・ジャパンの具体的な活動として、日本国内の台風による災害が多いという背景から気候変動に注力し、2015年には国内で使うエネルギーを100%再生可能エネルギーに切り替えました。

また、日本での「すこやかな暮らし」は心の健康、ウェルビーイングが課題と捉え、日本の女子高生の7%しか自身の容姿に自信を抱いていないことから「ダヴ」を通じて、自分の美しさに気づくきっかけとなるような動画を配信しています。

このようにユニリーバは、サステナブルが話題になる前から事業活動の中に積極的にサステナブルの成果を上げているのです。

サステナブルなビール企業が作るノンアルコールビールとは 

アサヒビールなどのビールメーカーは「責任ある飲酒」というテーマを掲げ、飲める人も飲めない人も楽しめる健全な酒類文化を目指しています。サステナブル活動の一環としても、各社は高品質なノンアルコールの開発に注力しているのです。

日々進化するノンアルコール飲料の中でも、まるで本物のビールの様な味わいのノンアルコールビールを3種類ご紹介いたします。

アサヒ:DRY ZERO (ドライゼロ) 

最もビールに近い味”を目指し2016年1月~2020年12月でノンアルコールビールテイスト 5年連続売上No.1の実績を誇ります。香りはアルコールの入ったビールのような香りで、少し甘みを感じます。

喉越しがよく、暑い真夏にキンキンに冷やして飲みたい1本です。

“ドライなノドごし”と“クリーミーな泡”のビールらしい飲みごたえと、食事に合うすっきりした味わいを楽しめます。しかもカロリーゼロ、糖質ゼロで体に優しいノンアルコール飲料です。

キリン:零ICHI(ゼロイチ)

キリンから発売されているノンアルコールビール、零ICHI (ゼロイチ)。

キリン独自の一番搾り製法と、人工甘味料・着色料を使用せず、アルコール入りのビールに近い美味しさを追求した1本です。

原材料比率を見直すことで、すっきりした後味を実現し、ビールに近いおいしさを徹底的に追求しました。

ノンアルならではのいつでも、どこでも、味わえる「おいしい!」を楽しめます。

サントリー:ALL-FREE

“ビールを飲めない時の代替品”ではなく、“何も気にせず気楽にリフレッシュできる”ノンアルコールビールテイスト飲料です。

「アルコール度数0.00%」「カロリーゼロ」「糖質ゼロ」「プリン体ゼロ」が特長で、“ぐっとくるのどごし”と“キレの良い後味”でビールに近い味を再現し、“何も気にせず気楽にリフレッシュできる”味わいを追求しました。

サステナブルとSDGsの違いとは?まとめ 

サステナブルとは、地球環境や労働環境をより良くして持続可能にしていく取り組みです。一方でSDGsは、サステナブル達成の手段として2030年までに持続可能開発を達成するための17の目標を指します。

サステナブルとSDGsは相互補完の関係にあり、どちらも積極的な活動が国際的に求められています。

国や企業だけでなく、皆さんの生活の中でもファッションや食事からでもサステナブルな活動はできるのです。

ぜひ今回の記事を酒のつまみに、仲の良い知人と身近に実践できるサステナブル活動について話してみてください。まずはお酒が飲めない友人にノンアルコール飲料をすすめてみるのも良いかもしれませんね。

おすすめのノンアルコールビールは以下の記事にまとめています。自分にピッタリの商品を見つけたいのであれば、ぜひ参考にしてみてください。https://alldrop.jp/magazine/non-alcoholic-beer-japan/

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この記事を書いた人

Alldropコンテンツ担当。ノンアルコール・ローアルコールビール専門メディアのAlldropでは記事の作成と海外のノンアルコールビールの輸入事業の責任者をしております。多くの人に海外のビールも楽しんでもらえるように誠心誠意努めます。

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