ラガーとは
ラガーとは下面発酵酵母を使って10℃以下の低温で発酵して造られるビールです。
のどごしがよくスッキリとしていて飲みやすいビールで、日本で流通しているほとんどがこのラガービールです。
一概にラガーとはいっても様々なスタイルが存在しています。
- ピルスナー
- メルツェン
- デュンケル
- シュヴァルツ
- ボック
- ラオホ
ピルスナー (PILSNER)
アルコール度数:4~5%
1842年チェコのピルゼンで誕生したことから「ピルスナー」という名前になりました。
黄金色で白くきめ細やかな泡に、キリッとしたホップの上品な苦味と香り、スッキリとしたクリアな味わいが特徴。日本だけでなく世界で最も飲まれているスタイルがこれです。
メルツェン (MÄRZEN)
アルコール度数:5~6%
「メルツェン」はドイツ語で「3月」という意味を持つビールで、ホップの苦みは少なくクリーン味わい。
3月に仕込みをして秋の収穫祭で飲み干すことから「オクトーバーフェスト」とも呼ばれます。
デュンケル (DUNKEL)
アルコール度数:4.8~5.3%
「デュンケル」とはドイツ語で「濃い・暗い」の意味。
モルトの苦み、ラガーらしい軽い口あたりのバランスがいい味わいです。
シュバヴァルツ (SCHWARZ)
アルコール度数:4~5%
「シュヴァルツ」とはドイツ語で「黒」という意味持つビールで、見た目は濃厚でコーヒーやチョコレートを感じる味わいが特徴。
ボック (BOCK)
アルコール度数:5~6%
北ドイツのアイゼンベックという町で14世紀ごろに生まれたビールで、見た目の色は濃く、モルト感の強い芳醇な味わいが特徴。
「アイスボック」は「ボック」を一度凍らせてビールの成分より凍るのが早い水を取り除き、さらにアルコール度数を高めたものです。他にも「ヘレス・ボック」や「ドッペル・ボック」などがあります。
ラオホ (RAUCH)
アルコール度数:4~7%
ドイツ・バンベルグで生まれたスモークしたモルトを使っている燻製ビールで、燻製の香りと味わいが特徴。
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