ノンアルコールビールを飲みたいけれど、「ノンアルコールビールはまずい」と耳にして躊躇している人もいるのではないでしょうか?
ですがご安心ください。ノンアルコールビールには製造方法から成分まで様々な種類があり、「ビールに近い」と好評のものもあります。
この記事では、ノンアルコールビールがまずいといわれる理由や、美味しいと評判の商品を紹介します。
「自分にピッタリの1本を見つけて、素敵なノンアルコールライフを実現したい」そう考えるのであれば、ぜひご一読ください。
日本と比較しておいしいと言われている海外のノンアルコールビールについては下記の記事にまとめてあります。海外から実際に取り寄せて試飲した結果をレビューしているので、参考になること間違いなしです。
「ノンアルコールビールはまずい」との声が多い
SNSや口コミを見ていると、「ノンアルコールビールはまずい」との声が一定数見つかります。
これらの声を見ていると、「まずい」と言われる理由として、以下が挙げられました。
- 本物のビールとは程遠い味わいになっている
- 後味が悪い
- 独特の風味がある
- 人工甘味料の持つ独特な風味が苦手
- 酸味や甘みが強すぎる
「ビールの代わりになると思って飲んだらがっかりした」「独特の風味が好みではない」といった意見が多く見られます。
実際にSNSの口コミでは、以下のようなものが多数存在していました。
ノンアルコールビールの龍馬1865とヴェリタスブロイ飲んでみた
— Neo肉骨粉 (@vaiasu31) September 2, 2020
龍馬は炭酸強め味はロースト麦芽使っているからかカラメルの(モルトエキス水で溶かした)様な風味がして好きじゃない
ヴェリタスブロイはヴァイツェン(白ビール)の様な味でほぼビールで美味しい
他にも8種類ぐらい試したけど全部まずい pic.twitter.com/avYu4mmrv9
ピザーラ頼んだら試供品ですって言って
— ふーなのだぞ (@funlimits) May 4, 2021
ノンアルコールビールくれたんだけどくそまずい
こんなん売っちゃだめだよキリンさん pic.twitter.com/WyrJqISMPl
試供品で貰ったノンアルコールビールを試しに飲んでみたけど「まずい!まずい!まずい!」ってなってる
— 角巻しろすけ (@shiro_leafeon) May 3, 2021
なんというか……ビールの苦みを出そうとして失敗した感というか……
「ビールらしさを出そうとして失敗した」「売っちゃダメなほどまずい」という意見も見られます。
味の好みは人それぞれですが、ノンアルコールビールが口に合わない人はそこまで珍しくないようです。
日本のノンアルコールビールが不味いと言われる2つの理由
ネットの声を調べていると、特に日本製のノンアルコールビールがまずいといわれる傾向にありました。
このように聞くと「なぜ日本製の製品がまずいのだろうか?」と疑問に思ってしまうもの。
ここからは、その主な理由を2つピックアップして解説します。
ノンアルコールビールがまずいといわれる理由を知りたい人は、ぜひ一通りチェックしておいてください!
日本と海外ではノンアルコールビールの製造方法が違うから
理由の一つ目に日本と海外ではノンアルコールビールの製造方法が違うことが挙げられます。
ノンアルコールビールにおいて、味の違いを生み出すのは原料と製造方法です。
しかし、製造方法がビールと異なるケースがあり、そのような製品では味に大きな差が出ます。
使われている原料は麦芽やホップなど、本来のビールと同様です。
主な製造方法は以下の3パターンです。
- 醸造時にアルコールを発生させないようにする
- 醸造時のアルコール発酵を抑制する
- 完成したビールからアルコールを除去する
日本のビールメーカーでは酒税法上の理由によって、2番目の「醸造時のアルコール発酵を抑制する方法」で製造するパターンが多くなっています。
この方法では発酵途中に酵母を除去したり特殊な酵母を使ったりするのです。
そのため、アルコールを生成しにくい一方で、発酵によって生み出させる深みやコク・香りも失われてしまいます。
これによってビール本来の味を楽しめなくなり、ノンアルコールビールという独自の味になってしまうんです。
一方、輸入ノンアルコールビールでは3番目の「完成したビールからアルコールを除去する」という方法が広く採用されています。
浸透膜を利用してビールからアルコールのみを除去する製法のため、ビールらしい味わいを残したままの製品が完成するんです。
ノンアルコールビールの詳しい製造方法については以下の記事でも詳しく解説しているので、ぜひあわせて参考にしてみてください。
人工甘味料が使われているから
日本のノンアルコールビールが不味いと言われる2つ目の理由が、人工甘味料が使われていることです。
「糖質ゼロ」を謳ったノンアルコールビールには、人工甘味料が使われているものも多く存在します。
「健康面を意識して糖質ゼロの製品を購入したらまずかった」と感じるのは、人工甘味料がもつ独特の風味が合わなかったからかもしれません。
ただし、本来のビールにも人工甘味料を含んだ製品は多数販売されています。
「ノンアルコールビールは人工甘味料を含んでいて、ビールは含んでいない」という単純な話ではないので注意してください。
ノンアルコールビールが「まずい」と感じる人の対処法3選
「ノンアルコールビールがまずくて飲めない」と感じているなら、以下3つの対処法を試してみることをオススメします。
- 海外のノンアルコールビールを飲んでみる
- 微量のアルコール入りのノンアルコールビールを試してみる
- 人工甘味料不使用のノンアルコールビールを選んでみる
ノンアルコールビールはまずいと決めつけず注意して選べば、きっと舌に合う製品に出会えるでしょう。
海外のノンアルコールビールを飲んでみる
日本製のものを飲んでまずいと感じたなら、国外で製造して輸入した製品を飲んでみるのも1つの方法です。
前述したとおり、国内と国外ではノンアルコールビールの製造方法に差があります。
そのため、国外のノンアルコールビールなら「ビールらしい」「深みやコクがある」と感じる製品もあるでしょう。
ノンアルコール飲料売り場には輸入品も多数販売されているので、ぜひ一通りチェックしてみてください。
輸入ノンアルコールビールについては以下の記事でも詳しく解説しているので、あわせて参考にしていただけたら幸いです。
微量のアルコール入りのノンアルコールビールを試してみる
ノンアルコールビールのなかには、完全にアルコールを含まない製品(0.00%)だけではなく、微量のアルコール(1%未満)を含んでいるものがあります。
微量のアルコールを含むものなら、よりお酒らしい味わいを楽しめるでしょう。
2021年6月時点で販売されている微量のアルコールを含む製品は、「アサヒ ビアリー」「常陸野ネスト NON ALE」などがあります。
アルコール分0.00%の製品よりは選択肢が狭まるものの、ぜひ検討してみてはいかがでしょうか。
人工甘味料不使用のノンアルコールビールを選んでみる
「人工甘味料の味が好みではない」「なんか独特の甘さがあって飲みにくい」と感じているなら、人工甘味料が使われていない製品を選びましょう。
ノンアルコールビールには人工甘味料(アセスルファムK)などが使われていることが多いですが、使われている場合は必ず成分リストに記載されています。
人工甘味料が不使用の製品を探すときは、注意深く裏面の成分リストをチェックし、甘味料の記載がないものを選択しましょう。
人工甘味料を含まない製品なら、独特の甘みに悩まされることは少ないはずです。
【参考】ノンアルコールビールも飲み過ぎには注意
「ノンアルコールビールは健康的な飲み物だ」と思っている人も多いかもしれませんが、飲みすぎるのは危険です。
もし飲みすぎてしまうと、以下のような健康被害を受ける可能性があります。
- 糖質の過剰摂取による肥満
- 添加物の過剰摂取によるなんらかの影響
添加物が及ぼす健康への影響には不透明な点が多いものの、だからといって安全であるとは言い切れません。
上記のデメリットに対処できる製品として「糖質ゼロ」や「無添加」がウリの製品も多数存在しています。
糖質や添加物による健康面への影響が気になるなら、ぜひそのような製品を選んでください。
「ノンアルコールビールがまずい」と感じる人にオススメの商品7選
製品名 | ヴェリタスブロイ | BAVARIAN HELLES LAGER | UPTOWN (Craft Lager) | UNFILTERED LAGER | INFINITE LAGER | NON ALE | DRY ZERO |
---|---|---|---|---|---|---|---|
実売価格(税込) | 約100円 | 国内販売なし | 国内販売なし | 国内販売なし | 国内販売なし | 約250円 | 約110円 |
アルコール度数 | 0.00% | 0.3% | 0.5% | 0.5% | 0.5% | 0.3% | 0.00% |
エネルギー | 12 kcal/100 mL | 20 kcal/100 mL | 11.8 kcal/100 mL | 16 kcal/100 mL | 12 kcal/100 mL | 非公開 | 0 kcal/100 mL |
糖質 | 2.5 g/100 mL | 1.09 g/100 mL | ~0.1 g/100 mL | 0.1 g /100 mL | 非公開 | 非公開 | 0 g/100 mL |
「ノンアルコールビールがまずくて飲めない」「本当にうまいノンアルコールビールはどれ?」と思っている人もいるのではないでしょうか?
そこで、ここではノンアルコールビールがまずいと感じる人にオススメの製品を7つピックアップして紹介します。
味にこだわりたい人は、これから紹介する製品を比較・検討して自分好みの1本を探してみてください。
ヴェリタスブロイ
無添加かつ味わい深い製品を探している人にオススメなのが「ヴェリタスブロイ」。
ドイツのビール純粋令という法令に従って製造されており、原料として使われているのは「麦芽・ホップ・酵母・水」のみです。
そのため、健康志向の人でも安心してのめるでしょう。
「ヴェリタスブロイ」のレビューには以下のようなものもあるので、ぜひご参考ください。
ビールらしいノンアルコールビールを探しているなら、ぜひ一度試してみたい1本です。
BAVARIAN HELLES LAGER by NIRVANA BREWERY
「BAVARIAN HELLES LAGER」はイギリス産のノンアルコールビールです。
アルコール分が0.3%含まれている微アルコール飲料ですが、そのぶん喉越しや味のバランスが優れています。
ただし、2021年6月時点では「BAVARIAN HELLES LAGER」を日本国内で購入することはできません。
公式オンラインストアもイギリス国内のみにしか配送できないため、現地で楽しむのがいいでしょう。
「BAVARIAN HELLES LAGER」については以下でさらに詳しく紹介しているので、あわせて参考にしてください。
UPTOWN (Craft Lager)
「UPTOWN CRAFT LAGER」も前述した「BAVARIAN HELLES LAGER」と同様にイギリス産のノンアルコールビールです。
比較的飲みやすい1本で、ハーブをイメージさせるホップの芳醇な香りがとても魅力的な仕上がりになっています。
ほかにもキャラメルをイメージさせる香りや、スパイシーさも「UPTOWN CRAFT LAGER」の魅力です。
一般的なラガーに比べるとコクが少なめの印象ですが、それも特徴的なポイントといえるでしょう。
魅力的な1本ですが、「UPTOWN CRAFT LAGER」も2021年6月時点で日本国内では購入できません。
現地に行った際にしか飲めませんが、ぜひ機会があったら試してみてください。
UNFILTERED LAGER
「UNFILTERED LAGER」はドイツ・バイエルンで製造されているノンアルコールビールです。
含まれているアルコール分は0.5%なので、完全にアルコールゼロではありません。
4週間かけてゆっくり熟成させることで、爽やかな風味を感じるテイストに仕上がっています。
添加物を含んでいないため、無添加のノンアルコールビールを探している人にもオススメです。
とはいえ、こちらも2021年6月時点で日本国内から購入することはできません。
旅行などでイギリスに行ったときに現地で楽しんでください。
INFINITE LAGER
「INFINITE LAGER」は、2021年1月に発売されたイギリス産ノンアルコールビールです。
爽やかかつ豊かな風味が特徴的な1本で、ビールらしい味わいを楽しめます。
原料は「麦芽・小麦・オーツ麦・ホップ・酵母」のみで、添加物や甘味料などは使われていません。
0.5%のアルコールを含んでおり、低アルコールでもラガーらしい味わいを楽しみたい人にオススメです。
ただし、こちらも2021年6月時点で日本国内で購入することはできません。
イギリス国内では販売されているので、現地に行った際にはぜひ飲んでみてください。
NON ALE (ノン・エール)
「NON ALE」は、ビールに近いノンアルコールビールを目指して開発された1本です。
ビールがもっている本来の旨味を感じられるのが魅力といえるでしょう。
原料として使われているのは、イギリス産の麦芽とアメリカ産のホップのみです。
甘味料や添加物などは一切使われていないので、健康志向の人でも安心して飲めます。
アルコール分は0.3%なので、完全にアルコールを含まないものを探している人は別の製品を選んだほうがいいでしょう。
「NON ALE」は、国産でありながらビールらしいテイストを十分に楽しめる1本です。
DRY ZERO (ドライゼロ) アサヒ
アルコール分0.00%でありながら、ビールらしい味わいを求める人にオススメなのが「DRY ZERO」。
コクやうまみ、苦味がしっかりしているので、ノンアルコールビールとは思えない深い味わいを楽しめるでしょう。
喉越しやクリーミーな泡など、ビールらしい特徴もしっかり備えています。
完全無添加ではありませんが、「カロリーゼロ」「糖質ゼロ」で健康志向の人にも向いています。
ビールらしさを再重視するなら、ぜひ一度試してみてください。
ノンアルコールビールがまずい理由まとめ
「ノンアルコールビールはまずい」と言われる理由として、添加物による独特の味わいや製造方法の違いによる差などが挙げられます。
しかし多種多様な製品が製造されているので、しっかり選べば、きっと美味しいと思えるノンアルコールビールを見つけられるでしょう。
今回は特にオススメの製品をいくつかピックアップして紹介したので、ぜひ参考にしてみてください。
その他のおすすめのノンアルコールビールについては下記のランキング記事にてご紹介しておりますので、より詳細に知りたい方はぜひ読んでみてください。
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