「ノンアルコールビールはダイエット中の飲み物に向いている」と聞いたことがある人もいるのではないでしょうか?
しかし、糖質などが含まれているので「本当にそうなのだろうか?」と疑問に思うかもしれません。
そこで、今回はノンアルコールビールとダイエットの関係について詳しく解説します。
あらかじめこれらの情報をチェックすれば、ダイエット中の人がどんなノンアルコールビールを選べばいいのか理解できるでしょう。
ぜひ、ノンアルコールビール選びの参考に役立ててください!
また、Sober Curious (ソバーキュリアス)というお酒自体は飲めるが「あえて飲まない」ライフスタイルを選ぶ人や少量しか飲まない人たちが海外を中心に増えています。ビールの代替品としてノンアルコールビールを飲むのではなく、ノンアルコールビールなどを飲むことで、健康的なライフスタイルを求めることに加えて精神的な豊さをも求めているのです。
ビールと比べると、ノンアルコールビールはダイエットに効果的
ノンアルコールビールとビールを比べた場合、ダイエット中の人におすすめできるのはノンアルコールビールです。
とはいえ、飲みすぎると健康に悪影響を及ぼす可能性もあるので注意してください。
ノンアルコールビールだからといって安心するのではなく、適量を心がけて飲めばビールよりおすすめです。
ダイエット中の人は、これから紹介するいくつかのポイントを押さえた上でノンアルコールビールを選んでみてください。
ノンアルコールビールがダイエットに向いている2つの理由
ここからは、ノンアルコールビールがなぜダイエットに向いているのかを紹介します。
ノンアルコールビールがビールより良い理由を知りたい人は、ぜひこれから解説する2つのポイントをチェックしてみてください。
アルコールに含まれるカロリーの摂取を避けられるため
ビールはお酒なので、当然ですがアルコール(エタノール)が含まれています。
アルコールは1gあたり7.1 kcalのエネルギーを発生する(※)ため、ノンアルコールビールを選べば余計なエネルギーを摂取することを避けられます。
※参考:e-ヘルスネット(厚生労働省)
アルコール由来のエネルギーは体内に蓄えられません。これはアルコール由来のエネルギーが優先的に消費されることを意味しています。
摂取するエネルギーの総量が増えれば体内に蓄えるエネルギー量も増えるため、ダイエット効果を考えるなら可能な限り避けたほうが良いでしょう。
ノンアルコールビールに含まれるアルコール分は1%未満で、0.00%の完全アルコールゼロ製品も数多く販売されています。
このような製品を積極的に選べば、アルコール由来のエネルギーを摂取することを避けられるでしょう。
酔いによる食欲増進を避けられるため
アルコールを摂取して酔いが回ると、食欲が増進するケースがあります。
これは暴飲暴食につながる可能性があるため、ダイエットには逆効果です。
アルコール分0.00%のノンアルコールビールを選べばアルコールを摂取しなくて済み、酔うことを防げます。
酔いによる食欲増進も避けられるので、ダイエット中の人にはノンアルコールビールがおすすめです。
お取り寄せできるノンアルコールビールについては以下の記事を参考にしてみてください。
ビールとノンアルコールビールのカロリー&糖質を比較!
製品 | アサヒスーパードライ | キリン一番搾り生ビール | サッポロ生ビール黒ラベル |
---|---|---|---|
エネルギー | 42 kcal/100 mL | 40 kcal/100 mL | 40 kcal/100 mL |
糖質 | 3 g/100 mL | 2.6 g/100 mL | 2.9 g/100 mL |
製品 | アサヒドライゼロ | キリン 零ICHI | サッポロプレミアムアルコールフリー |
---|---|---|---|
エネルギー | 0 kcal/ 100 mL | 9 kcal/ 100 mL | 12 kcal/ 100 mL |
糖質 | 0g /100 mL | 2g /100 mL | 2.9 g/100 mL |
※食品表示基準に基づき、エネルギー5kcal(100ml当たり)未満をカロリーゼロ、糖質0.5g(100ml当たり)未満を糖質0(ゼロ)としています。
有名なビールとノンアルコールビールのエネルギーおよび糖質を比較すると、上記の表のとおりです。
エネルギー・糖質ともにビールよりノンアルコールビールのほうが少ないことが分かるでしょう。
中にはエネルギー・糖質ゼロの製品も存在しています。
ダイエット中の人は、エネルギー・糖質ゼロの製品がおすすめなので、ぜひ試してみてください。
とはいえ、他の製品でもエネルギーはノンアルコールビールのほうが少ない傾向があります。
糖質には大きな差がないため、こちらには注意してください。
ただ、ノンアルコールビールも飲み過ぎは肥満につながる
ノンアルコールビールはビールと比べるとダイエット向けの飲み物とはいえ、水や炭酸水と比べた場合はその限りではありません。
ここからはノンアルコールビールでも飲み過ぎを避けたほうが良い理由を詳しく解説します。
ノンアルコールビールにダイエット効果を求めている人は、ぜひ一通りチェックしておいてください。
ノンアルコールビールには糖質が含まれているものも多い
ノンアルコールビールには糖質が含まれているものが多く存在します。
糖質は代謝によってエネルギーを産出するため、摂取しすぎれば体内に溜まって肥満の原因になるものです。
ノンアルコールビールはビールと比べてダイエット向けの飲み物とはいえ、ダイエットに最適な飲み物ではありません。
そのため、ノンアルコールビールだからといって飲みすぎることは避けましょう。
人工甘味料を摂ると糖分が欲しくなってしまう
ノンアルコールビールには、人工甘味料(アセスルファムK・スクラロース)が含まれているものがあります。
人工甘味料を摂取しすぎると糖分を欲するようになってしまうケースもあるため、場合によってはダイエットに逆効果です。
糖分を摂取しすぎると肥満の原因になるだけではなく、糖尿病をはじめとしたほかの健康被害につながることもあるので十分に注意しましょう。
製品ごとに人工甘味料の有無が記載されているので、購入前によく確認することをおすすめします。
痩せるなら糖質ゼロ&人工甘味料不使用のノンアルコールビールがおすすめ
ダイエット効果を求めつつノンアルコールビールを楽しみたいなら、「糖質ゼロ」かつ「人工甘味料不使用」の製品を選ぶと良いでしょう。
ノンアルコールビールには多種多様なものがあるので、よく探せば糖質や人工甘味料が含まれていないものが見つかります。
中には「エネルギーゼロ」「完全無添加」の製品もあるので、ダイエット効果だけでなく健康維持を重視するならそのような製品を選ぶのがおすすめです。
どのような製品であっても、メーカーサイトや商品ラベルに使用している原料や添加物、栄養成分表が記載されているので、購入前にチェックしましょう。
ダイエットに効果的なノンアルコールビールおすすめ7選
商品名 | DRY ZERO FREE | ヘルシースタイル | 零ICHI | ALL-FREE | からだを想う ALL-FREE | ALL FREE コラーゲンリッチ | ALL-FREE ライムショット |
---|---|---|---|---|---|---|---|
実売価格 | 約110円 | 約150円 | 約120円 | 約110円 | 約105円 | 約105円 | 約110円 |
エネルギー | 0 kcal/100 mL | 0 kcal/100 mL | 9 kcal/100 mL | 0 kcal/100 mL | 0 kcal/100 mL | 0 kcal/100 mL | 0 kcal/100 mL |
糖質 | 0 g/100 mL | 0 g/100 mL | 2 g/100 mL | 0 g/100 mL | 0 g/100 mL | 0 g/100 mL | 0 g/100 mL |
人工甘味料 | なし | アセスルファムK | なし | アセスルファムK | アセスルファムK | アセスルファムK スクラロース | アセスルファムK |
ここからはダイエット中の人におすすめのノンアルコールビールとして、上記の7種類を紹介します。
製品によってテイストや価格、添加物の有無などが異なるので、事前にチェックして好みのものを探してみてください。
ダイエットに関係なく、本当においしいノンアルコールビールを探し求めていると言う方は、下記の記事にてランキング形式でご紹介しておりますので、ぜひそちらも読んでみてください。
DRY ZERO FREE (ドライゼロフリー) アサヒ
「DRY ZERO FREE」はエネルギー、糖質、プリン体、アルコール、人工甘味料が含まれていないノンアルコールビールです。
カロリー糖質ゼロ&人工甘味料不使用のため、ダイエット目的なら最もおすすめです。
フルーティな香りが特徴的な1本ですが、ビールらしい苦味も存在しています。
とはいえ、全体的なバランスはビールとは違うものといった印象なので、DRY ZERO FREEならではのテイストとして楽しめる人に向いています。
人工甘味料の代わりに天然甘味料であるステビアが使われているのも嬉しいポイントです。
ヘルシースタイル(Healthy Style) アサヒ
「ヘルシースタイル」はやや酸味が強めなのが特徴的なノンアルコールビールです。
ビールとして考えると味は薄めですが、ホップの香りや麦芽の苦味などは楽しめるので一度試してみても良いでしょう。
また、「ヘルシースタイル」は特定保健用食品になっており、食後の中性脂肪濃度の上昇を抑える働きを持っています。
ダイエット中に楽しむノンアルコールビールとしておすすめなので、ぜひ検討してみてください。
このビールに含まれる大豆ペプチドは、基礎代謝を高め体脂肪の燃焼を促進させる働きがあるので、ダイエット効果も期待できますが、人口甘味料も含まれていますので、飲みすぎはおすすめできません。
零ICHI (ゼロイチ) キリン
ビールらしいノンアルコールビールを探しているなら、キリンの「零ICHI」がおすすめです。
本物のビールに近いテイストを目指して開発されており、スッキリとした後味とビールらしさが魅力的な1本に仕上がっています。
ただし、エネルギーや糖質が含まれているため、ダイエット中の人が飲むノンアルコールビールと考えると他の製品に比べてデメリットがあるといえるでしょう。
ただし、「零ICHI」は人工甘味料を使用していません。
できるだけ人工甘味料を摂取するのを避けたいと考えている人は、ぜひこちらを試してみてください。
ALL-FREE (オールフリー) サントリー
ALL-FREEは、やや酸味が目立つテイストのノンアルコールビールです。
後味と喉越しにこだわって製造されているため、スッキリとした味わいを楽しみたい人はぜひ試してみてください。
エネルギー、アルコール、糖質、プリン体はいずれもゼロですが、人工甘味料としてアセスルファムKが含まれている点には注意しましょう。
こちらもビールの代替品として考えるとコクやアクセントが足りないと感じる可能性があるため、「ALL FREE」ならではのテイストを楽しめる人におすすめです。
自分に合うかどうか分からないときは、一度飲んでみても良いでしょう。
からだを想うALL-FREE (オールフリー) サントリー
「からだを想うALL-FREE」は、ローズヒップ由来のポリフェノールを含んでいるのが特徴的なノンアルコールビールです。
このポリフェノールはティリロサイドというもので、内臓脂肪を減らす効果があるとされています。
その他の原料はビールと同じ麦芽、ホップ、水を使用していますが、全体のテイストはビールらしいというよりは酸味が強く、フルーティな印象です。
ダイエット中の人にとってはティリロサイドが持つ脂肪燃焼効果が魅力的に感じるのではないでしょうか?
ノンアルコールビールを楽しみつつ脂肪燃焼効果にも期待したいのであれば、ぜひこちらを試してみてください。
エネルギーや糖質もゼロなので安心です。
ALL-FREE (オールフリー) コラーゲンリッチ サントリー
「ALL FREE コラーゲンリッチ」は、マスカットジュースのような香りとテイストが特徴的なノンアルコールビールです。
ビールの代替品というよりは、「ALL FREE コラーゲンリッチ」という独自の飲み物と考えたほうが良いでしょう。
コラーゲンペプチドを添加しているため、コラーゲン補給効果にもある程度期待できます。
ビールのような苦味は少なく、清涼感がウリの1本なのでぜひ試してみてください。
炭酸ガスの圧力を高めることで強炭酸の味わいを楽しめます。
ただし、人工甘味料であるアセスルファムKとスクラロースが含まれているので、この点には注意が必要です。
ALL-FREE (オールフリー) ライムショット サントリー
「ALL FREE ライムショット」は、ライム果汁を加えたようなスッキリとした味わいが魅力的なノンアルコールビールです。
スッキリ感が特徴の1本ですが、実際にライム果汁を添加しているわけではありません。
とはいえ、エネルギー・アルコール・糖質・プリン体は全てゼロなので、ダイエット中に飲むノンアルコールビールとしておすすめです。
人工甘味料を添加している点には注意が必要ですが、爽やかなテイストを楽しみたい人はぜひ一度試してみてください。
ノンアルコールビールとダイエットに関するよくある質問
「ノンアルコールビールはダイエット中の飲み物に向いている」と聞いても、さまざまな疑問が浮かんでくるものです。
そこで、ここではよくある4つの質問をチェックしていきましょう。
気になるポイントがある人は、ぜひ事前に確認することをおすすめします。
- ノンアルコールビールは肝臓に悪い?
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ノンアルコールビールの中にはアルコール分が少し(1%未満)含まれているものと全く含まれていないもの(0.00%のもの)があります。
アルコールを代謝するときに肝臓に負荷がかかるため、全くアルコールが含まれていないノンアルコールビールなら肝臓に悪影響を与えません。
- ノンアルコールビールに脂肪燃焼効果はある?
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ノンアルコールビールそのものに脂肪燃焼効果はありません。
しかし、「からだを想うALL-FREE」のように脂肪燃焼効果がある成分を添加している製品もあります。脂肪燃焼効果に期待するならそのような製品を選ぶと良いでしょう。
- ノンアルコールビールを健康診断の前日に飲むのはあり?
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完全無添加かつアルコール分を一切含まないノンアルコールビールであれば、健康診断の前日に飲んでも問題ありません。
添加物やアルコールを含むものは結果に影響を及ぼす可能性があるため、避けたほうが良いでしょう。
- 筋トレ後のビールはNGと言うけど、ノンアルコールビールなら飲んでもOK?
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アルコールや糖質、添加物を含んでいないノンアルコールビールであれば、筋トレ後に飲んでも問題ありません。
筋トレ後にアルコールを摂取すると筋肉形成を阻害するため、微量のアルコールが含まれるものは避けましょう。
ノンアルコールビールのダイエット効果まとめ
ノンアルコールビールはビールよりはダイエット向きとはいえ、炭酸水や水と比べてそのようにいえるわけではありません。
したがって、ノンアルコールビールだからといって飲みすぎは避けたほうが良いでしょう。
もし、「ダイエット中だけどノンアルコールビールを飲みたい」と思う人は、「完全無添加」かつ「エネルギー・糖質ゼロ」のものを選びましょう。
今回紹介したノンアルコールビールは国内の製品でしたが、海外にはより多くのおいしいノンアルコールビールが存在します。
下記の記事にておすすめの海外ノンアルコールビールをご紹介していますので、ぜひ合わせて読んでみてください。
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